レレ教室日記(2013年4月)

4月2日/レレ教室(夜間A)@大和地味目な基礎練習(「素振り系練習」ね)をレッスン最初に持ってくると、時間の都合で課題曲を教えるのにバタバタとしてしまうので、この日は用意していた「ワルツィング・マチルダを最初に。▶この曲は生徒のFさんが僕の「模範演奏」(というと気恥ずかしいですが)ウェブで聞き、ぼくの教室を知るきっかけになったというもの。シンプルな楽曲だが、教えていて意外に難しいかなと。ハイポジションのコードから単音に移るときに、押さえていた弦を鳴らさないようにするとかね▶ところで、この曲、多くの人が(ぼくもそうでした)「マチルダ」というのは女性名だと思っているフシがあるけど、この曲でのマチルダというのは、放浪者必携のアウトドア・アイテムである「ずた袋」とかの意味らしい。ずた袋を下げて、さまよい歩く「羊泥棒」の歌ということ。ブルースだね▶後半は前回お休みしたKさんのために、バレーコードの基本フォーム、コード移調等の復習。それを踏まえて、典型的な「リフ」を使ったブルース進行(シャッフル/ブギウギ)をシンコペーションを強調しての練習を▶シンコペーションというのは、ジャズ系の楽曲には欠かせない要素だが、この感覚を言葉で教えるのは難しい。特にクラシックギターから入ったOTさんには難しいようだった。何度も練習して身体にリズムを覚え込ませることが良いように思うし、それしかないなあと▶学習センター内での教室、当初は2時間取ってあるので余裕でレッスンができると思っていたが、なにぶん公共の施設なので時間内にきっちり終わらねばならない。毎回、終了間際にバタバタとしてしまうことを反省。ウクレレはのんびりが基本の楽器だからね。次回はもう少し余裕を持って終わりたいところ。

4月7日/レレ教室@ゆうむこの日は根津ウクレレ団「ヨコシマーズ」分派、ウクレレ・シスターズ「ドングリーズ」の三人の女子相手のレッスンとなった。ドングリーズは6月に地元スポットでデビューライブを予定しているとのことで、当日レパートリーのブラッシュアップがメインのレッスン内容▶リーダー格のMさんから、ライブ・レパートリー候補のひとつ「涙そうそう」のイントロをプリング・オフを使ったものでかっこよくやりたいとの要望あり、うーん、少し難しいかな、と思いつつも、まずは「プリング・オフ」、それに加えて「ハンマーリング・オン」の練習から入った▶まだウクレレを始めて半年かそこらのみなさんなので(それで「ライブをやる」というのはなかなか見上げた心意気ですが)、案の定、「プリング・オフ」、「ハンマーリング・オン」は難しいようだった。特に小指でのプリング・オフは初級者にはなかなかね。でもがんばって挑戦してくれました▶「涙そうそう」は既にアルペジオ伴奏曲として練習したので、アルペジオの部分はみなさんまずまず。コードチェンジのところでつっかからないようにアドバイスして、次は僕が「ドングリーズ」のレパートリーにふさわしいのではと思い、昔のスパイダースのヒット曲「なんとなく、なんとなく」の伴奏練習を▶この曲はミディアムテンポのスウィング楽曲でのんびりした感じがウクレレに合うように思う。「ドングリーズ」の面々も気に入ってくれたようだ。ライブをやるというモチベーションがあるので、練習に励むことでしょう。ウクレレを始めてまもなく「ゲリラ・ライブ」をやったというMさんならばこそ▶Mさんが所用のため早上がりしたので、後半はまだ新入生のYさんとSさんにこのクラスでこれまでやってきたストロークやカッティングなどの基礎的なレッスンをやった上で、最後はビールを飲みながらのウクレレ各種や材質の違い、弦のことなどレレ話。楽しいレッスンでありました。

4月10日/レレ教室(昼の部)@大和人生においてまともに楽器を弾くのはまったく初めてというウクレレ超初心者のNさんの3回目、オカリナをやってらっしゃるが、この方もウクレレ超初心者のUさんの2回目&オブザーバー的に参加してくれた夜間クラスのOさんとでレッスン開始▶前回、少し難しくなったかもという反省のもとに、まずはCのメジャースケール(ドレミ、だね)の音階単音弾きの練習Amのスケールの単音弾きの練習から。左手は人さし指、中指、薬指を交互に使うわけだが、だんだん慣れてきた感じ。でもNさんは「左手がなかなか思うように動かない」としきりに▶Uさんはこの日は娘さんからの借り物のウクレレ(オスカーシュミットのコンサート)で参戦。音楽的な素養があって飲み込みは早いように思う。スケール練習に絡めて、ウクレレのフレットと12音階の関係を説明、フレットが半音ずつ切られていることを理解するのは初心者にとって大事だと思うのでね▶その後に、左手のトレーニングとして各弦をクロマチック(半音)ずつ上げたり下げたりするトレーニングを。これは左手の4本の指を全部使うので、特に小指は超初心者さんには難しいようだった。Nさんは指の一本一本ばらばらに運指するので「指をまとめる」ことをアドバイス▶〆はぼくが初心者さんによく教える3コードの代表曲「聖者の行進」のコード弾きを。ふつうやるのの倍の遅さでやったので、僕も気付かず、渡した譜面の4分の4拍子の譜割が4分の2拍子になってしまい、ちょっと混乱させてしまった。いやあ、初心者さんに教えるのはなかなかむずかしい。精進せねば。

4月16日/レレ教室(夜間A)@大和生徒のKさんからかねてからの練習曲リクエスト、「東京ブギウギ」をやろうと思って、ぎりぎりまで譜面を作っていたのだけれど、間に合わなかった。それにぼくがアレンジしたのは少し難しいかなと思って次回に持っていくことに▶「東京ブギウギ」はその名の通り、ブギウギのリズムの楽曲だが、前回やったシャッフルのリズムでのブルース進行練習が必要で、シンコペーションのテクニックも必須になる。そこで、まずはシンコペーションの練習から入った。で、これがちょっと苦手なのがクラシック・ギターをやっているOTさん▶クラシックには基本的にシンコペーションはあまり登場しないですからね。でも、ウクレレが得意なジャズ系の楽曲には必須。いくつかテキストを作って「前の拍を食う」感じを視覚的に練習したのだけど、やっぱりこれは身体で覚えるしかないなあ、というのが教えてみての実感▶ジャズ系の曲を聴きながら身体を動かすといいのでは、OTさんにはアドバイス。いったん身体が覚えたらもう忘れないというのがリズム感覚だと思うんだ。その練習に絡んで、前回もやった典型的なブルースやブギウギのリフを使って、A、G、Fの各キーでのストローク練習を▶〆はKさんがまだウクレレを習いたての頃やった「クレイジーG」。この曲、意外に難しいんだね。まだ初心者だったKさんにいきなり教えてすまなんだ。この曲もシンコペーションが満載。かんたんなバージョンからジェイク・シマブクロがやるような高速バージョンまで色々できるから練習曲には最適▶いつも終わりはあたふたしてしまうので、この日は少し余裕を持って終わりたいと思ってたら、Kさんが以前練習した「ワルツィング・マチルダ」を録音してきたと言うんですね。「宿題にする」と言ったのをまじめに捉えて(いいことですが)、iPadの録音機能を使って録音してきてくれたのでした▶レッスンの終わりにみんなで聞きましたよ。良かったねえ。途中、ちょっとたどたどしいところはあったけれど、とても情感がこもっていて、ぼくの演奏を聞いている気がした(というと自慢っぽいけど、ちょっとした弾き方のくせ、間の取り方なんかもよく似ていて)▶録音するのはすごく良い練習になると思う。宿題、なんて冗談半分だったけど、我ながら良い提案だったなと。YouTubeデビューもその内、やってくれるといいんだけど。音楽に限らず、表現行為は人前でさらしてこそ、だと思うんだ。もちろん、音楽の場合は最終的にライブだよね。それもその内。

4月21日/レレ教室@ゆうむ:この日は根津ウクレレ集団「ヨコシマーズ」女性陣三人、男性陣お二人、ヨコシマーズならず「ヨコシマ銀蝿」ユニットをぼくと結成することになった(単なる駄洒落ユニットですが)Dさんを加え全員で6名の集団クラスとなった▶まずは、6月の「ヨコシマーズ」デビューライブを控え、そのレパートリーのひとつ、「涙そうそう」の復習から。イントロのプリングオフを使うところ、なかなか難しいようでもう少し練習が必要かな。その後に、ヨコシマーズ広報部長、Mさんからのリクエストで急遽譜面をこしらえて練習したのがなんと、「銀座の恋の物語」▶Mさんからこれをやってみたいとメールがあったのが深夜12時前。次回までに譜面を作ろうと思っていたが、ちょっとやり始めたら、面白くなって明け方までかかって譜面を作ったのだった。ウクレレで「銀恋」、ありですよ。ギターでやってもつまんないと思うけど▶ポイントはイントロ。ここをリード・ウクレレを絡めると面白いと思って、みんなでアンサンブル練習。ウクレレのスジが良いYさんがリード・ウクレレをばっちり決めてとても良かった。サビ前の三連ストロークをヨコシマーズのイケメン系、T青年が「そこだけ」をやるとかのアイデアも出て楽しかった▶「ヨコシマーズ広報」および隊長のMさんはライブに向けてとても張り切っていて、そのパワーと情熱が練習にも乗り移ってとても充実したレッスンになったように思う。楽しいことを一生懸命にやる、理想的な生き方であります。最後は飲みながら「クレージーG」をちょこっと。次回はこれをやるつもり。

4月24日/レレ教室(昼の部)@大和:おそらく団塊世代ご新規Yさんが参加。ウクレレはまったく初めて。Yさん用にウクレレを貸してあげたら、嬉しそうにポロンポロンとやっていた。正直、教えるのにちょっと大変かも、と思ったけれど、なんだかほほ笑ましく、俄然、一生懸命教えようとと思ったね▶メニューはCメジャースケールの単音弾きC、F、G7の3コードの復習「カエルの歌」をロンド形式(あの「輪唱」スタイルね)でみんなでやってみたり。終わって「カフェびーとる」(村田英雄BGMの)でみなさんとコーヒーを。「ウクレレ伝道」に相務めた。

4月30日/レレ教室(夜間B)@大和:ウクレレ経験者さんの参加希望があり、お友達も連れてくるとのことで、夜間クラスを増設。以前から参加してもらっていたFさんも加わり、体験レッスンを兼ねて。ご新規さんたちのテクニックがどの程度かわからなかったので、基本的なストローク練習を最初に▶で、おひとりがかなりの腕前であった。聞けばプロの先生についてレッスンもしていて、ウクレレに対する入れ込みようもかなりのもの。ぼくなんかが教えてもいいのかなあ、というレベルなんだ。これはちょっと想定外だったので、ぼくも内心、ちょっと焦りましたね▶基本的なストローク練習のあと、その生徒さんの希望で「アメイジング・グレース」のソロを。比較的シンプルな練習曲だけど、ぼくなりに考えて上手な方にもリズムアレンジ次第でどんどん膨らませていけることを教えた。歌うことは苦手なようだったが、これは「折伏」して歌ってもらえるようにしたいな。