レレ教室日記(2012年11月)

2012年11月5日

昨日のレレ教室@ゆうむ、午後1時からのクラスにご見学&ご体験の女性、Wさんが加わった。ウクレレを始めてまだひと月かそこらということだったが、飲み込みがよく、リズム感もいい感じ。聞けば過去にピアノや吹奏楽をやっていたとのこと。「手軽に持ち運べる弦楽器がやりたかった」ということで、ギター(しかもエレキ)も同時に購入、習い始めたとのこと。


おだやかで誠実そうな外見の女性だが、聴く音楽は「ヘビメタとか」。ウクレレではサザンとか弾いたり、エレキギターでは「バッハのカノンを弾けるようになりたい」と、なかなか簡単には読めない音楽志向をお持ちのようだ。


そんなWさんを交えての1時からクラスのメニューは、前回に引き続きストローク練習を中心に。「色々なリズムパターンを弾いてみよう」ということで、8ビート、16ビート、3連符、8分の6、ワルツ、シャッフルまでタンタンタカタン、タカタカーカタン、とリズムを声に出して歌いながらでの練習を。


〆は前回出席できなかったMさんのリクエストで、前回やった「ツイスト&シャウト」をみなさんでウクレレをかき鳴らしながらのコーラス。ストロークをしっかり身につけるには歌いながら弾くといいよね。


ストローク練習に偏ったので、〆の〆に左指トレーニングとして各弦を1324、4231という奇怪な旋律を各指で弾く練習を。ウクレレを習いたいという人の多くは「あの曲が弾きたい、この曲も弾きたい」ということはわかっているが、ここは敢えて地味な「素振り系練習」を今回も。基礎的なテクニックがついてくれば「あの曲もこの曲も」自分でできるようになるはず、というのがあるんだ。


3時からのクラスは諸事情あって、バディのDさんおひとりへの個人レッスンとなった。この機会にクラシック・ロック好きのDさんには1時クラスの流れで「色々なリズムパターン」のストローク練習を中心に。リズムを「肉体化」するために、散歩の際には色々なリズムで歩いてみるとかのアドバイスも。3連リズム(シャッフル系)で歩くと身体が上下に揺れる「黒人歩き」になるとか。リズムは「円」を描くようにイメージするとか。


Dさんは60〜70年代のロックが好きな人だから、シャッフルのブルース進行をやったり、ディランの「レイニー・デイ・ウーマン」のウクレレ・バージョンを教えたり。結果的に、この日は「リズム・ストローク」に終始したが、「始めにリズムありき」、なにはなくともリズムが肝心、とぼくは思うのであります。


2012年11月15日

昨夜のパラダイス・ウクレレ教室、ご新規Oさんが加入。Oさんとは6、7年前になるだろうか、友人の友人という関係でアマチュアのライブで一緒に演奏したことがあった。以来、リアルにお会いする機会はなかったが、最近facebookを通じて交流が復活、ぼくのレレ教室に参加表明という運びに。


Oさんは当時、ベースを弾いていたが、ギターも弾く。ぼくもそうだが、ギターを弾く人がウクレレも弾くということは多い。基本的には同じだからギターの素養があればウクレレはすぐに弾けるようになる。ただ、ぼくの場合はウクレレにハマってギターをほとんど弾かなくなった「スイッチャー」。


Oさんはさすがに初心者とは違ってストロークの基本はばっちりだが、しょっぱな気がついたことに、ウクレレを「ギター持ち」していたんだね。小さなウクレレの側胴底面を膝に乗せ、サウンドホールよりブリッジ側を弾く感じ。これはギターを弾く人がウクレレを持ったときにありがちなこと。


ウクレレは赤ちゃんを胸に抱くように持つ。愛おしいものを大事に抱くようにね。このへんがギターに比べ、より親密というか、楽器に対する愛着が強くなるように(ぼくの場合は)思う。で、その構えだと自然にストロークする部分はサウンドホールよりネック側になり、弦の鳴り方としては柔らかくウクレレらしい音が出るというわけ。

 

Oさんはすぐにコツを掴んだようだが、ここいらへんから徐々にウクレレとギターの違いに気がついてもらって、ぼくのように「スイッチャー」、もしくはウクレレの方に比重を置いたプレイヤーになってほしいなあ、と密かに思っている。


ぼくにとって、ギターは長い間、「良い友達」だったが、ウクレレは「恋人」になったんだね。「ウクレレは軽いし、手軽に持ち運べるのがいいですね」とOさん。Oさんはぼくと同世代、年を取るとこのことはホントに大きなポイントになります。棺桶に入れるのもお手軽、ノープロブレムだしね(笑)。


昨夜のレッスンは、一番気にかけている休みがちの初心者さんが久々に出席するということでメニューに悩んだ(生徒さんのテクニック差問題)が、その生徒さんが事情により来れなくなって、基本ばっちりのOさんと同じくばっちりのKさんのお二人となって、ややぎこちないレッスンとなってしまった。


思い描いていた段取りが崩れるからね。でも、こういうことはよくあること。思い描く事がそのままポンと実現する事の方がまれなのであって。いろいろな条件下でもそれなりにこなすのが、ありがたくお金をいただいているプロ(一応ね)の仕事。へっぽこなりに精進せねば。


さて、そういうわけで昨夜のメニューはストローク練習中心の「素振り系」。後半、アンサンブル練習としてTwist & Shout(前回、新宿教室のレッスンで盛り上がったので)を。ずっと生徒さんたちをパラ本でライブデビューさせたいという思いがあったが、とんとん拍子で年末デビューが決定。


ユニット名は「パラダイスクイーンズ」(思いついた当初は生徒さんは女性ばかりだったので)。おじさんが混じろうとも「パラダイスクイーンズ」でいこうと、これは教室主催者の専権事項。さて、年末に楽しみが増えた。


2012年11月20日

18日、日曜日のレレ教室@ゆうむ、今回はあいにく出席できない生徒さんが数人いたことから、午後1時からクラスと3時クラスで合同アンサンブル大会。音楽の楽しみ方は色々あるが、グループで演奏することが一番楽しいんじゃないかな。各人テクニックの差は多少あっても一緒に音を出す楽しさは格別。


教える立場として「これができれば」と一番に思うことが、生徒さんたちがウクレレを学んでいくモチベーションをいかに持続させるかということ。それは基本的には自分で見つけていくものだけど、そのお手伝いができるかということだね。習い始めた当初は色々と発見や達成感があって練習意欲もある。


でもそのうち、意外と難しいことに気付き(特にウクレレは最初が簡単そうに思えるので)、思うように上達しないことから練習にも熱が入らなくなる。まあ、何事も、最初は楽しそうなことでもしばらくやっていれば人間は飽きるんだね。そこで目標設定とか努力に対するリウォードがモチベーションになる。


ただ、趣味としてウクレレをぽろろんとちょこっと弾けるようになればいいな、という動機で始めた場合、どんどん深みにハマって、毎日何時間もウクレレを懸命に弾くようになって、最終的にプロを目指すようになって、ウクレレ道を極めたい、というケースはあまりないように思う。


相当な実力があっても、この世界、そうそう簡単にはプロになれない。デザイン学校でデザインを学んでデザイナーになるとか、料理学校で料理を学んでシェフになるとか、そういうのも簡単ではないけど、普通、ウクレレを学んでどうなりたいかと言えば、ウクレレを弾いて楽しみたい、ということでしょう。


それで、ぼくとしては「うまくなればもっと楽しくなるよ、そのためにもっと練習すればいいよね」と思うのだけど、「それはそうだろうけど、練習してもすぐにはうまくならないし、仕事もあるから毎日何時間もウクレレを弾いているわけにもいかないし」というのが習う立場の気持ちでしょう。


で、漫然とウクレレを練習していても、目標もリウォードもなければ練習を続けるモチベーションが見当たらなくなるよね。前から思ってたことだけど、アマチュアの楽器練習の目標はやっぱりライブというか発表会、リウォードは「楽しさ」ということだよね。そろそろそれをやりたいな、やらせたいな、と。


「パラレレ教室」でも生徒さんたちを「デビュー」させることにしたので、こちらでもそういう機会を作ってやろうかな、てなことで、合同クラスを良い機会にして、今回の「アンサンブル大会」はその下準備、とりあえず細かいことは抜きにして、みんなで音を出す楽しさを知ってもらいたいという魂胆でね。


ぼくがアンサンブル課題として選んだ楽曲は、そこそこお上手な人もそれなりな人も一緒に楽しめる基本3コードの「聖者の行進」「パイナップル・プリンセス」、そしてこのクラスで既に練習した「ツイスト&シャウト」。「リード・ウクレレ」とかのパート割りも決めて、もちろん歌もがんがん歌って。


まだ歌を歌うとウクレレ演奏がおろそかになり、演奏に気持ちを向けると歌が出てこないという感じはあったけど、それなりに楽しんでもらえたように思う。この教室では「ウクレレ忘年会」を企画中、そこでちょっとした「発表会」ができれば、とへっぽこ講師は思っているのでした。