レレ教室日記(2012年10月)

2012年10月8日

 昨日のレレ教室@ゆうむ。午後3時からの中級「そこそこさんクラス」はみなさんご都合があってお休み、午後1時からの「ひよこさんクラス」のみの時間割となった。


練習メニューは、3コードの展開を身体で覚えてもらうために、C、G、F、D、A、Eの6つのキーをそれぞれトニックコードにした基本的なブルース進行を最初に。すぐ覚えられるシンプルな進行だから、譜面を見ずに練習してもらうためということもあるんだ。


頭ではなく「指」に覚えさせるには反復練習しかないんだけど、ブルース進行だったらパターンを覚えれば各キーで練習できるからね。また、ブルース進行を使って言葉を適当に乗せて歌えば絶対ウケるよ。歌を歌うことが好きなMさんなんかには是非、オリジナルのブルース曲にトライしてもらいたいところ。


主だったメジャーのキーが出そろったところで、手作り「五度圏サークル」とコードダイアグラム表をみなさんに配布。かんたんなコード理論も。オリジナル譜面を歌を歌うのが好きな人には自分のキーに合った譜面にするときに五度圏サークルは便利なんだ。


それから、単音スタッカートの練習。これを伏線として、リズミックなストロークをするために欠かせない「カッティング」(左手によるものと右手によるもの)、「ブラッシング」の練習。これが初心者のみなさんにはなかなか難しいようだ。こういう感覚的なテクニックは教えるのも難しいです。


で、コードカッティングとブラッシングの練習用に、今まではハワイアン楽曲「タフワフワイ」をやってもらってたのだけど、今回は、そのタフワフワイをベースにしたと言われるウクレレ楽曲で最も有名(?)な牧伸二師匠の「やんなっちゃった節」をやった。
♪娘はディスコで 朝帰り/息子は酔っ払って朝帰り/女房は浮気で朝帰り/亭主はあきれて里帰り なんていう「昭和ギャグ」の香り高いウクレレ名曲で、今回のレレ教室を締めたのでした。


ところで、ウクレレを始めてまだひと月かそこらで、すでに「ウクレレ歌姫」のMさん、「やんなっちゃった節」を歌ってみるが、オリジナルキーは女性ゆえちょっと低すぎる感じ。そこで「五度圏サークル」が早速役に立ち、移調していい感じになったのだった。楽しかったレレ。

 

2012年10月11日

昨夜のレレ教室@パラダイス本舗は、すでに1年半くらい通って来てくれているK子さんに個人レッスンの形となった。昨夜はK子さんの誕生日ということで、ウクレレでハッピー・バースデイをとっさに演奏。こういうとき、楽器が弾けるということは良いことだな、と思うね。


メニューは、彼女に教えそびれ、やや季節外れになってしまったが、ウクレレ楽曲定番「ブルーハワイ」のGキー・バージョンを最初に。この曲のとろーんとした甘い感じ(エルビスのね)を出すために、コードストロークをスライドしたり、小節頭のストロークはロールでやるなどのテクニックを練習。


次に、毎回の教室で課題として入れる「素振り系練習」として、基本的なブルース進行をCDEFGAの各キーをトニックとして練習。初心者にはローポジション・コードでやってもらうところを、K子さんにはハイポジション・コードを使っての練習。4ビートのシャッフルはコード・カッティングを使って。


それを踏まえ、ローポジションからハイポジションの同コード・異フレットコードを多用したスウィンギー楽曲「ペーパー・ムーン」のソロバージョンを。ディミニッシュ、シックス、マイナーセブンなどジャズ系「オシャレコード」を使ってのコード進行でメロディを展開するアレンジ。


以上のメニューでたっぷり90分。K子さんは「今回は難しかった」と言っていたが、練習熱心でどんどん上手になっていってるので、ここは少しハードルを上げてみたのでした。


教室が終わっていつものように生ビール。いつもはここからレレ話になるのだが、昨夜はなぜか親の介護、看取り経験から始まって「いい感じで死にたいよねえ」と死生観を語ったりと、ちょっと真面目な話に終始。でもウクレレをやっていれば、軽くほんわかといい感じで死ぬときを迎えるような気がするな。


2012年10月21日

本日のレレ教室@ゆうむは午後1時の部のみの開催。メニューは素振り系練習として、16ビート、3連のアップダウン・ストローク系をメインに、そこそこ難易度の高いリズム譜を使って色々なリズムを弾くレッスンをした。リズム譜を読むにはリズムを文字通り音読するとわかりやすいよね。


8分、16分、タイ付きの「空打ち」リズムが混在している場合、タンタンタタターンタンタタみたいな。で、それを歌みたいに歌いながら弾くと。三連をアップダウンで弾く練習は三連一拍の頭がダウン、アップと「入れ子」になるのでちょっと難しいけど、あれってなんだか一生懸命に練習しちゃうんだね。


何度も練習しているうちにリズムがなんというか、「肉体化」してくる。フレーズとかコード進行とかは忘れたりするけど、いったん肉体化したリズムは忘れない。自転車に乗れるようになる感じかな。I got rhythm. リズムの感覚は習うより慣れろ、だね。


そんなわけで、本日は「タンタンタタタンタターンタンタタ」に終始したのでした。練習の〆は「ツイスト&シャウト」の伴奏ストローク。♪タンタタ・タターンタ・タタタタタタタ。生徒さんたちと一緒に歌いたかったけど、今日のところは弾きながら歌う余裕がなかったとは生徒さんの弁。


2012年10月25日

昨夜のパラレレは先週に引き続き、K子さんへの個人レッスン。オープンコードの場合のミュートの方法を左指、右親指、右手のひらのバリエーションでの練習から入り、スタッカートによるスケール練習、ハンマーリング・オン、プリング・オフ、スライド、グリッサンド、と主に左指鍛錬系の練習を前半に。


その後、薬指、中指、人差し指に親指を加えたロール・ストローク、三連ファン・ストロークと右手ストローク系の練習を。〆にそうしたテクニックを使っての練習曲を用意していたが、今回は「素振り系練習」でタイムアップ。左右10本(右手小指は基本的に使わないので9本か)の集中鍛錬となった。


何事も基礎力というのは大事で、1年以上レッスンを続けているK子さんはそのことをよくわかっているから、こうした地味な練習も熱心に教わろうとする気持ちが伝わり、教えやすい。教えることは与えることではなく生徒の能力を引き出す事と言われるが、先生の能力を引き出すのも生徒の力でもあると。


ところでぼくは、かっこいいようなことを言うようだけど、金や財産を所有したいという気持ちは昔からなくて(ビンボーは嫌ですけどね)、無形の能力(特に芸事における)を所有したいという欲はすごくあって、それも一方向じゃないから結果、まあ器用貧乏みたいなことになったが、すこしでもそうした経験をお裾分けできるのは幸せなことであるなあ、と。


要は教えることが好きなんだね。ウクレレ教室も生徒さんが増えたり減ったりで仕事としてはなかなか軌道に乗らないけれど、日々の暮らしを少しでも豊かにする「能力」をつけるお手伝いだと思って地道に継続していきたいという所存であります。